■ くまのこのとしこし ■
高橋和枝 講談社
講談社「季節と行事のよみきかせ絵本」シリーズの一冊。
「そろそろことしもおわりだね。」 と言うおとうさんに、 「ことしがおわるとどうなるの?」とびっくりするくまのこ。
「年越し」をはじめて意識した ちいさなくまのこの新鮮な驚きがほほえましいおはなしです。
「らいねん」のために買いものに行くときいて 「らいねんがうらやましく」なってきたりするくまのこ、 かわいいですね。
お掃除して、年賀状を出して、 松飾りや鏡もちを買って、おせちを用意する、
あれれ?
これは日本人の年越しの準備と同じですね。
除夜のかねとともに「来年」が「今年」になる瞬間の、 誰もが感じる(であろう)感覚なども、 改めて、とても神聖に感じます。
「年越し」に興味をもちはじめるお子様や、 年越し好きなあなたへ、 おすすめです。
たて26.5cm×よこ21.7cm 32ページ 2010年11月24日 初版発行 価格:1,575円(本体1,500円)
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