■ ナーサリー・クライムズ ■ しちめんどうくさい七面鳥盗難事件
アーサー・ガイサート 作 久美 沙織 訳 BL出版
アメリカの銅版画家アーサー・ガイサートの2001年の作品です。 原題の『Nursery Crimes(苗木の犯罪)』は アメリカの童謡である「nursery rhyme(=ナーサリー・ライム)」のもじりですね。
植物を人工的な形に刈り込んだものを「トピアリー」といいます。 ジャンボニーさんの農園の、12匹の子ども達はみんなトピアリーの達人です。
毎年11月第4木曜日は「感謝祭(サンクスギビングデー)」。 七面鳥の丸焼きやパンプキンパイをお祝いに食べます。
今年の感謝祭にむけて、七面鳥の形に整えたトピアリーを たくさん用意したジャンボニーさんたち。
ところが、夜のうちに全て盗まれてしまいました。
犯人は誰? どうやって犯行を証明するの?
登場人物は全てブタなのに、 文章のどこにも彼らがブタであることは書いていないのです。 そして、どのブタも、ちゃんと服を着ています。
ガイサートお得意のコブタのおはなし。 今回も、じっくり楽しめます。
たて28.5cm×よこ21.5cm 32ページ 2003年9月20日初版発行 1,365円(本体1,300円)
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