■ リバータウン ■
ボニー・ガイサート 文 アーサー・ガイサート 絵 久美 沙織 訳 BL出版
アメリカの銅版画家アーサー・ガイサートの1999年の作品です。(原題 Riber Town) 文は、奥様のボニー・ガイサートが担当。
1900年代はじめの川沿いのまち「リバータウン」に住むひとびとの暮らしを、 秋から夏まで季節を巡って描きます。
川沿いは物流の拠点、大きな船や鉄道が行き来します。
川がこおったり、雪解けの水でかさがふえたり、 自然と常に対峙しながらの生活です。
でも、ハロウィーンのおまつりがあったり、寒い冬にカフェで集ったり、 夏になれば島にツリーハウスをつくったり、 楽しいこともいつもそばにあります。
最後のページに、絵本のなかの様々な出来事を綴った文章があるので、 それに従って絵を眺めるのもいいですし、ただページをめくりながら、 それぞれのページをじっくり堪能するのも、楽しいですよ〜。
こんなに緻密な絵を描くのだから、ガイサートさんの絵本は 1年に一冊のペースなんだなあ、と改めて納得です。
たて21cm×よこ28cm 32ページ 2001年9月10日初版発行 1,575円(本体1,500円)
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